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瀬戸市で林業(間伐作業)

静浄園の平野です。

1月末から現在まで山の間伐作業をしています。間伐作業とは、以前も記事にあげましたが人工林の手入れのことです。

話を聞くと焼き物で有名な瀬戸市も一時代には山が皆伐(木を全部切って燃料や住宅の木材にすること)されて、はげ山になった時代があったそうです。

そこで我々の先祖が山を蘇らせるために林業の方々がスギやヒノキなどの苗木を植えて、大切に育ててきたのです。

しかし現代、燃料は薪ではなくガスや電気に変わり、住宅の木材も海外材が主流となってしまったため、成長した木を切り出して使用することがなくなりつつあります。

すると成長した木々が縄張り争いをし、空間が密となり、枝葉が大きく重なって地面に日光が当たらなくなります。すると今度は山が翳り、他の植物が生きていけなくなり、小動物も生きていけなくなってしまいます。

そのため、人工林は定期的に間引きと言って間伐(木を切ること)をしてあげなくてはなりません。

今回は930本の間伐を受注しました。それに工期が天候や風の影響や、遊歩道もあるので歩行者安全確保も考えて約3〜4週間ほどかかります。

ということで、現在平野は庭師ではありますが間伐作業をする林業にも携わっています。山の師匠について学び、間伐作業を進めています。

しかし、都会を離れて山の中に入ると本当に静かです。仲間のチェンソーの音しか聞こえません。これからまだ少しかかりますが、40〜55年ものの木を切る作業は一歩間違えれば命の危険性もあります。

安全に確実に作業を進めていきたいと思います。

今日もありがとうございます。

合掌

静浄園 平野